
映画『おくりびと』で注目された、故人様を送り出す専門職「納棺師」。
ご遺族に代わって、故人様の旅立ちの準備を整える大切な儀式です。
「具体的に何をしてくれるの?」「湯灌(ゆかん)に種類があるの?」という疑問にお答えします。
※納棺師の対応は宗派で異なる場合がございます。
納棺師とは?
納棺師は、ご遺体を安らかな姿に整え、お棺に納める専門家です。
単に作業を行うだけでなく、ご遺族が故人様と向き合い、心の整理をつけるための役割も担っています。
- 主な仕事内容:
- ご遺体の清拭(せいしき)・洗浄
- 死化粧(エンゼルケア・ラストメイク)
- 白装束の着せ替え
- ご遺体に怪我や変化がある場合のケア
- 納棺の儀(ご遺族と一緒に、お棺へお納めします)
湯灌の種類とその特徴
湯灌とは、故人様を洗い清める儀式です。これには「現世の汚れを洗い流し、安らかに旅立つ」という宗教的な意味と、衛生面のケアという2つの側面があります。
大きく分けて、以下の2つの方法があります。
- ① 古式湯灌(清拭・せいしき)
- お湯で濡らしたタオルやアルコール等で、全身を丁寧に拭き清める方法です。
- お肌の露出を抑えつつ、負担をかけずに綺麗に整えます。
- ② バスタブ湯灌(移動式浴槽)
- 専用の浴槽を室内に運び込み、シャワーでお体を洗い流す本格的な方法です。
- 「お風呂が大好きだったから、最後に入れてあげたい」というご遺族の想いに応えることができます。
納棺師の手配は3種類
弊社における納棺師の手配は以下の3種類になります。
- ① ラストメイクのみ
- お顔を整えメイクや髭剃りを行います。
- ② 古式湯灌を希望
- ぬるま湯で濡らしたタオルなどでお体を拭きます(清拭)
- 白装束やご希望の衣服へ着替えを行います。
- ラストメイクを行いお顔をキレイにします。
- ご家族とともに納棺を行います。
- ③バスタブ湯灌を希望
- 浅い専用の浴槽を用いてお体、頭髪等、全体をシャワーでキレイにします。
- 古式湯灌と同様、着替えやメイク、納棺を行います。
納棺師がもたらす「心の安らぎ」
納棺師の手によって、お顔の色が明るくなり、まるで眠っているような表情に変わる様子を目の当たりにすることで、ご遺族からは「最後に綺麗にしてもらえて良かった」というお声を多くいただきます。
愛用の服に着替えたり、愛用品を一緒にお入れしたりする時間は、悲しみの中でも「してあげられること」を見つける大切なプロセスになりますので、ご葬儀の際にはご家族で検討いただけますと幸いです。

