• 遺族として考えなければならないことは?
  • 喪主が決断しなくてはならなことって何?
  • お葬式までに準備することって多いの?

いざ、自分自身が喪主や遺族としてお葬式に臨まなくてはならないとき、このような疑問が浮かんでくると思います。

ここでは、喪主や遺族が意思決定しなければいけないことや、準備することを解説しています。

意思決定すること

①葬儀社を決める

突然なことでない限り、事前に決めておくことが望ましいでしょう。
病院などから急かされている状況で、自分達に合った葬儀社を見つけることは困難です。

②安置先を決める

故人様の安置先を自宅にするのか、葬儀社の霊安室にするのかを決めておく必要があります。
稀に霊安室の無い葬儀社もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

安置先は季節性を考慮します。夏は冷房必須となり、冬は暖房が使えません。
自宅の安置部屋が個室の状態であればよいのですが、そうでない場合はご家族の体調にも関わることですので注意が必要です。

③形式を決める

通夜式・葬儀式と二日間のお葬式を行うのか、一日葬で行いたいのかなど、お葬式の基本形式を検討・決定します。

お葬式の行い方 ▶

④参列者を検討する

お葬式に来てもらう方や、どこまで知らせるのかを検討します。
そもそも身内以外に声を掛ける人がいないのであれば気にする必要はありませんが、親戚や人付き合いの多い方であれば、お葬式の行い方と併せて考える必要があります。

⑤費用の掛け方を決める

依頼した葬儀社によりますが、複数のプランを提示されているならプランを決定します。
必要性に応じて、返礼品や料理のことも検討事項になります。
お葬式費用の考え方 ▶

準備・やるべきこと

①訃報の連絡

葬儀の日程や行い方が決まったら、親戚や遺族の勤め先など、必要な連絡をしていきます。
家族葬で行うなど参列の人数を制限する場合、相手先によっては家族葬で行うことを伝える必要があります。
また、親戚については【人数=料理の数量】に関わってきますので、人数の把握を進めていくことになります。

②受付係の手配

参列の人数によっては香典を提出してもらう受付が必要となります。
遺族が受け取る現金を扱いますので、受付係は遺族側で手配することが一般的です。
家族葬なら親戚の中から誰に頼むかを検討します。
一般の方も参列するお葬式なら、会社・友人・近所などにお願いすることを検討しましょう。
受付係の人数はお葬式の規模にもよりますので、葬儀社の担当へ相談するとよいでしょう。

③供花・供物の取りまとめ

供花・供物とは祭壇脇に飾られる名札のついた花や盛りかごのことです。
親戚が供えるものは遺族が取りまとめることになりますので、申し出があればメモで控えておきましょう。
供花・供物の種類や取りまとめの用紙を葬儀社から事前に渡されるでしょう。

④菩提寺との打ち合わせ

※菩提寺がある方限定
菩提寺がある方は、余程のことが無い限りお葬式の読経を菩提寺のご住職にお願いすることになります。
その際遺族は、お葬式より前の日程の中で菩提寺に出向いて打合せを行うことになります。
戒名・御布施のこと・送迎は必要か・食事にはついて頂けるかなど、確認しておくと良いでしょう。
菩提寺が遠方にある場合は、電話で済ませることもあります。
菩提寺って何? ▶

⑤遺影の元写真

遺影の作成を葬儀社に依頼する場合、元になる写真を決めて葬儀社の担当に預けます。
印刷された写真か、スマートフォンなどのデータでも可能です。
故人様の顔がなるべく大きく鮮明に映っているものが望ましいでしょう。

⑥挨拶・献杯について

お葬式では出棺前の挨拶や、会食前の献杯などが行われます。
身内だけのお葬式で畏まった挨拶が必要ない場合もありますが、親戚や近所の方などを含むのであれば、感謝を伝える方法として挨拶も必要でしょう。葬儀社が挨拶の例文を用意してくれる場合もあるので相談してみるとよいでしょう。また、献杯の発声を親戚の方に行って頂く場合は事前にお願いするようにしましょう。

⑦お骨・位牌等の安置

お葬式が終わると自宅に四十九日までの仮祭壇を設置し、お骨や位牌を安置します。
どのくらいのスペースが必要なのかを葬儀社の担当に聞いておきましょう。弊社の地域ではだいたい畳1枚分程度のスペースを説明しています。
また、どうしてもスペースが確保できない場合は、小スペースで済む方法をご提案しています。

※形式などにより不要となる部分もあり、参列者の人数によって準備等が増えることもあります。

時系列の例

一日葬を例に葬儀の打合せや準備がどのように進んでいくのか、時系列で解説します。
【前提事項】自宅安置・一日葬・菩提寺あり
※あくまで一例です。状況により前後することもあります。

一日目

【御永眠】
医師より死亡診断が行われます。病院から葬儀社の手配をお願いされます。

【葬儀社手配】
葬儀社に連絡し、お迎えを依頼します。安置先を決めておきます。

【ご安置】
自宅の場合は敷布団を用意しましょう。枕飾り(線香等)やドライアイスは葬儀社が用意してくれます。
葬儀社の霊安室に安置した場合は、面会に関する注意事項を確認しましょう。

【打合せ】
行い方を決め、火葬場や式場の空き状況、菩提寺がある場合は菩提寺の都合を考慮し日程を決定します。
死亡届の提出を葬儀社にお願いする場合は診断書を葬儀社に預けましょう。

【受付の手配】
式当日に香典を提出してもらう受付が必要な場合は、受付を誰に依頼するかを検討し連絡します。
受付の開始時刻はおおよそ開式の1時間前、参列人の多い式では1時間半前になることが多いです。

二日目

【葬儀代の見積り】
祭壇や棺・骨壺などを選び、葬儀の行い方や規模・状況に応じた料金の説明を受けることになります。

【返礼品の決定】
お香典を持参される方が想定される場合は、返礼品を検討します。想定の数より多めに用意し、使用した分のみの精算となります。

【遺影の元写真を決定】
葬儀社の担当者に元写真を渡します。前述の解説のほか、複数の候補を見せて相談するとよいでしょう。

【スケジュールの詳細を確認】
写真の用意や供花・料理の注文などの期限や、納棺の日時、式当日のスケジュールを確認します。

【菩提寺への挨拶】※菩提寺のある方限定
基本的には遺族が菩提寺へ出向いて話を伺います。
その際は、以下のことを確認できると良いでしょう。
・戒名やお布施のこと
・ご住職の送迎は必要か
・当日はどこまで同行してもらえるのか(式場で見送る、火葬炉に入るまで、収骨まで など)
・葬儀当日の納骨を希望の際は、そのことを伝える…etc

三日目(前々日)

【最終打合せ】
葬儀社と最終的な打合せを行います。
・参列人数(遺族親族)確認と併せて料理の決定
・遺族親族の供花・供物の注文

四日目(前日)

【納棺】
旅支度を行い故人様を御棺へご安置します。
納棺師を手配していれば、メイクや湯かんを行います。
副葬品の準備ができていれば手向けてあげましょう。

【式場へ移動】
ご自宅から故人様を式場へお連れします。

五日目(式当日)

9:00【遺族集合・受付開始】
喪主など遺族にあたる方は開式1時間前には式場へ集まるとよいでしょう。
また、香典の受付を設ける場合、受付を担当する方もこの時間に集まります。

9:30【御導師到着】
司式者である御導師(住職)が到着したら、控室で御布施などをお渡しします。

10:00【開式】
以下のような順で葬儀告別式が行われます(一例)
御導師入場
葬儀回向
初七日回向
喪主挨拶
花入れ(副葬品)
出棺(火葬場へ)
※霊柩車には1名同乗、他同行者は自家用車またはマイクロバスにて火葬場へ向かいます。

11:45【火葬場到着】
火葬炉へ故人様をお見送りし、控室で待機となります。
食事の用意をしている場合は、事前に検討していた挨拶と献杯を行い会食が始まります。
※火葬と収骨終了後、式場や別の場所へ移動して会食を行うこともあります。

12:45【収骨】
火葬終了後、お骨を骨壺に収めるために別室で収骨を行います。

13:00【火葬場にて散会】
マイクロバスで来ている場合は式場へ戻りますが、各々の自家用車で移動している場合は火葬場にて散会となります。
遺族は参列者へ個別に御礼を申し上げ、見送ります。

13:30【自宅にて後飾り】
お骨、仮位牌、写真などを飾る後飾りをご自宅で行います。
遠方でなければ葬儀社の担当者が同行します。


ここに示したスケジュールはあくまで一例ですが、葬儀の流れや家族葬における打合せの内容として、事前の知識になると思います。
また、この流れの中で疑問に思ったことや相談したいことを、葬儀社への事前相談に活かせるとも思いますので是非活用していただければと思います。

※葬儀の流れ等は地域性により大きく変わる可能性があります。あくまで弊社のある埼玉県北東部付近を前提としています。